前回の特集「加速するアダルトVRエクスペリエンス(前編)」では、これまでに登場したアダルトVRコンテンツを体験をもとにカテゴライズしてみました。
2014年から今年にかけ黎明期を経て大きく進化したアダルトVRですが、今後、どのような進化を遂げるのでしょうか。
今回の特集では、VRコンテンツ販売側と開発側の取り組みから、近い将来のアダルトVRコンテンツの姿に触れてみたいと思います。
どのようなコンテンツでも、クリエーターや制作会社が持続的なクリエイティブ活動を行う為には、コンテンツ視聴者・体験者への販売・配信が必要になります。その仲介となる役割を果たすのが、コンテンツ配信プラットフォームです。
より多くのユーザ(会員)にアプローチでき、課金決済を代行してもらえる配信プラットフォームは、制作者にとってなくてはならない存在と言えます。
(C)Oculus, Samsung. GearVRの公式ストアはアダルト作品を厳しく禁止している
しかしながら、運営者の方針によっては制作者の表現したい内容が大きく制限される場合も存在します。現時点でGearVR? StoreやOculus Share(GearVR/OculusRiftアプリのOculus社公式マーケット)では、アダルト要素を含むコンテンツを配信することはできません。
また、Androidの標準マーケットであるGooglePlayでも基本的にアダルトコンテンツは禁止されています。
それでは、今後どのような形でアダルトVRコンテンツが配信されるのでしょうか。
2015年秋、アメリカ・カリフォルニア州のベンチャー企業が独自のコンテンツ配信サービスImagineVR社をローンチしました。ImagineVRでは年齢無制限コンテンツとともに、開設当初からR18のレーティングを行ったコンテンツの配信を行い、現在も継続してコンテンツの拡張を行っています。
そのImagineVRが提携を発表した先が、日本のデジタル同人コンテンツ配信最大手DLsite.com(ディーエルサイトコム)でした。
2001年に誕生したDLsite.comは、現在登録サークル数25,000サークル、150,000作品、ユーザ数780,000人超とコミケと匹敵する(コミケを超える)日本最大のデジタル同人コンテンツ配信サービスです。
DLsite.comもまたImagineVRとの提携発表と同時に独自ブランドであるDLsiteVRのローンチを発表しています。
国内のデジタル同人コンテンツ配信を最大手であるDLsite.comとImagineVRとの提携、そして新ブランドであるDLsiteVRの目指すものとは何なのか、DLsiteVRを担当されている株式会社エイシスの南様にお話を伺いました。
■DLsiteVRインタビュー
VR18:
VRデバイスが出揃うともにユーザからはVRコンテンツの充実が求められているように思います。その中で、昨年発表されましたDLsiteVRの設立、そしてImagineVR様との提携の狙いをお聞かせいただけますでしょうか。
DLsiteVR南様:
Oculus Riftをついに購入し、わくわくしながらパッケージを開け、さっそく公式のストアでVRコンテンツを探すも、出てくるものはジェットコースター・銃撃戦・廃墟…… 俺が求めているのはこんなものじゃない!もっと美少女といちゃこら出来る空間はないのか!?
……私たちは、この声に応えるためにDLsite VRを立ち上げました。
日本のコンテンツには独特の文化があります。
洋ゲーなどに慣れ親しんでいない人がいきなり海外のVRコンテンツストアを見ても、VRコンテンツはこういう感じなのか…… と、落胆してしまうかもしれませんし、そういったストアしか存在しないと、クリエイターも自由にコンテンツを作り出していくことが出来ません。
このような問題をなくし、日本からVRを広げていくためには、まずプラットフォームの存在が必要であると考え、3つの柱を元にDLsite VRを準備しています。
-まずVRコンテンツとは何なのかを知って、体験してもらうこと
VRのすごさは、体験してみないと分かりません。
それまではピンと来ないユーザーが大半だと思います。
そういった方に、まずVRを体験してもらうための仕掛けを準備しています。
こちらは、公開までもうしばらくお待ち頂ければと思います!
-VRデバイスを手に入れたら、すぐにコンテンツをプレイ出来る環境(VRストア)を作ること
DLsite.comには、比較的幅広いコンテンツを取り扱える土壌とノウハウがあります。
登録ユーザー数は78万人を突破しており、VRコンテンツを作ったらたくさんの人達にリーチすることが出来ます。
また、クレジットカードはもちろん、電子マネーから後払い決済までを含めた幅広い決済手段や、VRで美少女と触れ合いたいなら、とりあえずここ! という分かりやすさで、作品をアプローチします!
-VRコンテンツを作るクリエイターを支援するプログラムを提供すること
まだVRコンテンツを作ったことがないクリエイター様にもサポートを行いたいと考え、北米カリフォルニア州に拠点をおくImagineVR社と連携することで、VRコンテンツの開発から海外向けの配信・マーケティングまでを総合的にサポートするプログラムを準備しました。
支援プログラムは全て無料で受けることが出来ます!
VRはこれからの分野ですが、プラットフォームがマーケットを大きくするのではなく、マーケットを大きくするのはクリエイターです。
きちんとクリエイター様との協力体制を築くためにも、ImagineVR社との連携は必要不可欠でした。
もちろん私たちも、ユーザー様にVRコンテンツに興味を持っていただく為に、様々な施策を準備しています。
現時点では出せない情報が多く申し訳ないのですが、是非ご期待頂ければと思います!
VR18:
手軽に趣味にあったコンテンツが入手できるプラットフォームの存在と充実した開発サポートを無料で受けられることは、これからVRコンテンツの開発にチャレンジするクリエーターにとっても、とても魅力的です!
Oculus RiftやVive VRは、要求するPCスペックや本体そのもの価格から、一般層への普及に少し時間がかかりそうな状況です。
Cardboardやハコスコなど、手軽に体験可能なスマホVRへのコンテンツ配信について何か計画されていますでしょうか。
DLsiteVR南様:
まずVRそのものを体験するためだけにいきなりOculus Riftを購入するにはハードルが高すぎるので、私たちも、2016年はスマホVRコンテンツが主になってくるのではないかと考えています。
ここでVRを体験し、ご興味を持って頂いたユーザー様はPCでのVR体験に興味を持つと思いますし、時間の経過でVRデバイスも安価になってくると予想しています。
DLsite VRストアはスマホ向けにもオープンいたしますので、主にAndroidデバイスを対象に「おためし版」のような廉価なコンテンツを多く揃えられないか計画しています。
VR18:
スマホVRで同人コンテンツが体験できる事はとても楽しみですね。
VRコンテンツクリエーターへの支援内容について、どのような支援を受けることが可能なのかお聞かせいただけますでしょうか
DLsiteVR南様:
VRコンテンツの製作には3DCGの知識がある程度必要となりますが、そこで質問したいことや、こうしたほうがいいか教えてほしいなどの技術的な開発サポートを行っています。
基本的には企画を持ち込んで頂いて、そこからどういったVR体験を作りこんでいくかというご相談から入りますが、開発済みのVRコンテンツの日本語・英語間のローカライズのみでも全く問題ありません。
コンテンツが完成すれば、日本向けにはDLsite.com、海外向けにはImagineVRで販売が行えます。
その際にもPR・マーケティングはこちらで行うことが出来ますし、こういった支援は全て無料で実施いたします。
またImagineVR社が独自開発したコピープロテクションを搭載いたしますので、不正ダウンロード対策も行えます。
VR18:
現状VRユーザは海外シェアが大きいため、技術面での支援とともに、海外に向けた販売面での支援が受けられるのはありがたいですね。ImagineVR様でも同様のクリエーター支援を行っておりますが、受けられる内容は同様でしょうか?
DLsiteVR南様:
コンテンツ製作に関する技術的な支援は、ImagineVR社が行っておりますクリエイター支援プログラムと同じものとなります。
もちろん弊社にお問い合わせ頂ければ担当者への連絡や、コンテンツ販売時の連携までスムーズに行えるようになっておりますので、VRコンテンツに興味を持たれているクリエイターの皆様には、お気軽にご連絡頂きたいと思っています。
VR18:
コンテンツ制作支援を受ける場合、御社とのエクスクルーシブな契約などが必要になりますでしょうか。
DLsiteVR南様:
支援の項目によっても変わってくるのですが、コンテンツのローカライズ等の支援を受けた場合は、一定期間はImagineVR及びDLsite.comにて、独占販売をさせて頂けないかというご相談をさせていただいております。
しかし内容は固定ではありませんし、臨機応変に対応する準備は出来ておりますので、柔軟に対応させて頂きます。
VR18:
VRクリエーターの多くが開発エンジニアであり、アダルト使用可能な女性モデルの調達について苦労している作者が多いと伺っています。例えば3Dモデル製作者など、クリエイター同士のマッチングサービスなどの計画はございますでしょうか
DLsiteVR南様:
私たちもVRコンテンツを作成する際に最もハードルが高い部分は、3Dモデルの準備だと考えています。
特に公開されている二次元美少女系・アニメ調の3DCGモデルは、多くがアダルトコンテンツには使用出来ないものです。
弊社でもこの問題には取り組んでおり、クリエイター支援の一環としましてImagineVR社と共同で検討していますので、情報の公開までもうしばらくお待ち頂ければと思います。
VR18:
アダルト使用可能なモデルの登場は、いちプログラマーとしてもとても期待してしまいます。DLsiteの販売フロア「Home(全年齢向け)」「
DLsiteVR南様:
成人向けコンテンツの表示時には年齢認証行い、未成年者や興味のない方には成人向けコンテンツを表示しない仕様となっていますが、Home, Maniaxのようにサイトが別れることはなく、検索時にフィルタ出来るような形で実装いたします。
多くのユーザー様にコンテンツを見てもらいため、売り場自体が別れるという仕様は避けたいと考えています。
VR18:
ありがとうございます!DLSiteVRのオープンがとても楽しみです。
それでは、VRコンテンツ開発を目指すクリエーターに何かメッセージをお願いいたします
DLsiteVR南様:
2016年は待望のOculus Riftがついに一般発売となり、VR元年とメディア等で言われています。
しかし本当にVR元年と呼べるムーブメントを起こすためには、ユーザーがVRについて興味を持っていただくこと、クリエイターの皆様によるコンテンツを体験していただくこと、そしてその体験が多くの人々に伝わっていくことが不可欠だと考えています。
あなたがVRの世界にもし興味があってコンテンツを作ってみたい、とお考えでしたらぜひ連絡してください!
まだまだ可能性が未知数の世界を盛り上げていくため、私達も努力していきたいと思います!
VR18:
熱いメッセージ、ありがとうございました!
——
DLSiteVRでは今年4月オープンを目指し、
あふれるコンテンツ愛とクリエイターに歩み寄った支援体制で、同人クリエーターのVR開発、そして海外展開を強烈にサポートするDLSiteVR、そしてImagineVRから目が離せません。
アダルトVRの表現領域を拡張するトップクリエーター達
DLsiteVRやImagineVRが国内外を含めたコンテンツ販売プラットフォームの整備を着々と進める中、コンテンツ制作者を取り巻く環境はどうなっているのでしょうか。
開発ツールの中心となるゲームエンジンであるUnityやUnrealEngineは無料で提供されており、いくつかのアセットやモジュール、オープンソースコンポーネントを組み合わせることで3DゲームやVRシステムに対応したアプリケーションの開発が可能です。
筆者の環境で動作中のUnity5.3。教室で二人きりというシチュエーションも思いのままに開発可能。
個人で活動しているクリエーターでも十分なクオリティの作品ができる環境が整ったことから、当初よりインディーズクリエイターによる作品発表が活発に行われています。日本でもハッカソン(短時間で開発を行うイベント)やいくつかのVR開発者コミュニティが存在しますが、中でもアダルトVRコンテンツにフォーカスした活動を行っているのが「アダルトVRの会」です。
年始に配信された動画配信メディアSpotwrightでのVR特集「VRブームの陰で密かに進化を遂げるアダルトコンテンツ ? そしてポルノはVRのブレイクスルーとなるか」でもその活動が取材された「アダルトVRの会」は、先進的なアダルトVRコンテンツの開発に取り組むクリエーターの集まりです。
リンク:アダルトVRの会
アダルトVRの会は、VRクリエーターのサメジ部長を呼びかけ人として昨年発足し、現時点で50名を超える会員が参加。トップページタイトルの「アダルトVRの会|そんなことよりオナニーだ」が示すように、「VR」というだけで面白がるフェーズを通り越し、「VRでオナニーをより良くするか」というアプローチで活動されています。
アダルトVRの会について、発起人であるサメジ部長(@samezi)様にお話を伺ってみました。
VR18:
昨年アダルトVRの会を発足され、現在は50名を越える方々が参加されています。
アダルトVRの会発足の経緯をお伺いできればと思います。
サメジ部長様:
もともとは、とあるVR系イベントに関するtwitterのツイートを見たのがきっかけでした。
詳細はここでは伏せますが、ようするに通常のVRイベントにセクシーなコンテンツがあり、それはどうか、というものでした。
私はそれに共感し、ならばイベントそのものを分割すべきではないか。
といった考えに至ったため自分でやってみるべきだと思い立ったのです。
VR18:
なるほど。ゾーニングされていないVRイベントのあり方が会発足のきっかけだったのですね。
アダルトVRの会の普段の活動内容についてお聞かせください。
サメジ部長様:
Slackと呼ばれるチャットサービスを利用し、各会員の情報交換を行っております。
アダルトに限らずVR関連のかなり濃密でコアな情報が飛び交っていますね。
また、不定期に会合や作業会を開いていたりもします。
将来的にはノウハウの集積や提供、コンテンツの監修などを行っていければと思っております。
VR18:
会に参加させていただいた際、皆さんOculusやGearVRなどのHMDだけでなく+αのデバイスと連動させたシステムの開発に情熱的に取り組まれている様子が印象的でした。
開発者の方が多く活動されている「アダルトVRの会」ですが、会として作品作りや出展などを行う計画はありますでしょうか。
サメジ部長様:
制作を行うチームは現状ないので、会としての制作の予定は今のところないです。
ただ、会員個人が制作したコンテンツを並べて同人イベントに展示したことはあるので、継続してアダルトイベントに展示したりアダルトVRの会単独での展示イベント開催はいずれおこないたいですね。
VR18:
「アダルトVR」という括りの中では開発的な面以外の部分もあると思いますが、そういった点に興味のある方の参加も可能でしょうか。
サメジ部長様:
厳しい話をしますと、ビジネスのヒントを探すところではないです。
会員や会にそれらを相談なさったり参考になさる分には構いませんが、最終的には私の使うズリネタがより良くなってくれないと困ります。
アダルトVRの会は相互互助で成り立っております。
より良いアダルトコンテンツの出現のために与えられるものはなにか、それを自分の性器に問うて頂きたい。
…とは申しますが、参加資格は今のところ存在しません。会そのものは万人に開かれております。
VR18:
会の参加者の方の取り組まれている内容を拝見しても、いかにエロい体験をVRで深堀りできるか、というところにフォーカスされていたのが印象的でした。
近々開催される予定など決まっていましたら是非告知をお願いします。
サメジ部長様:
2月27日に入門者向けのセミナーを予定しております。先程はビジネスのヒントを探すところではないと申しましたが、
そういった方にも向けたアダルトVRってどんなの?というところからお話したいと思いますので、是非いらしていただきたいです。
AKIBA POP:DOJO様にて予約いただけます。
リンク:https://akibap.com/lesson/484/503
VR18:
ありがとうございます。それでは、サメジ部長さん自身の活動についてお聞かせください。
以前から週刊少年ワロスでの執筆や、MMDでの動画作品を発表されていますが、ご自身では
いつ頃からVRコンテンツの開発に取り組まれていらっしゃいますでしょうか。
サメジ部長様:
2?3年前くらいでしょうか、MMDを触っていたらVRという単語を見るようになったので自分でも試そうと思ったのがきっかけであったと記憶しております。
たしか、タブレットを使ってヘッドマウントディスプレイを自作して布団に潜っていたかな…
VR18:
ヘッドマウントディスプレイを自作!今取り組まれているVRコンテンツはどのようなものですか?
サメジ部長様:
アダルトVRに限りますと、カウガールVRというタイトルを2016年夏のコミケットで頒布をすべく鋭意製作中です。
カウガールとは騎乗位です。つまり相手の女の子が非常に近いものになります。
また、日本で出回っている電動オナホール2種に対応する予定で、Oculus Rift製品版やその他のヘッドマウントディスプレイでも遊べるようにできたらなあと考えています。
アダルト以外では主にシミュレータや体験型コンテンツを作れたらいいなあ、と試作しています。
VR18:
クリエーター支援サイトEntyでも支援者に活動を公開されていらっしゃいますが、こちらではどのような企画を予定されていますでしょうか。
リンク:サメジ部長 – sameziさんのパトロン・ファンになろう | Enty[エンティ]
サメジ部長様:
先のカウガールVRの進捗や完成品を特典として得られる予定でいますが、正味なところ今の内容はあまりなく私のツイッターアカウントの焼き直しです。
ただ、それだとお金を出してもらう意味が薄いのでもう少しなんとかしたいと思います。
VR18:
VR開発をやってみたいという人に何かオススメの開発環境やアドバイスがあればお願いします。
サメジ部長様:
ゲームエンジンを活用しましょう。Unityでも、UnrealEngine4でも、一から作るより早く作りたいものが作れます。
また、自分の開発したものを体験してもらう相手を探しましょう。自分一人では良し悪しがわからなくなるものです。
アダルトな分野の仲間は当会で見つけられます。
VR18:
サメジ部長さんにとって、アダルトVRとはなんでしょうか。
サメジ部長様:
ズリネタです。
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今回は日本における同人コンテンツ配信やインディペンデントな開発シーンの取り組みの様子をお届けしました。
DLsiteVRの手がける新たな同人VRコンテンツマーケットが整備されることにより、クリエイターはより一層安心してVRへ取り組むことが可能になります。クリエーター支援により国内のVRコンテンツが海外のコミュニティできちんとシェアされ購入される環境が整うことで、日本の同人VR作品がアダルトVRの世界で中心的存在になる可能性は現実的な話です。
クリエイター同士の情報交換の場として「アダルトVRの会」が存在します。技術的なアイデアやひらめきなどを共有し、より実践的な「ヌケる」コンテンツの開発につなげていくつながりは、なかなか通常の開発者会では得られません。ビジネスサイドではなく、参加者個々人が使えるアダルトコンテンツを目指す会の姿勢が新たなテクニックを生み出すのだと思います。
サメジ部長様のインタビューの中でも登場した「Enty」は、クリエーターとアウトプットを待ち望むファンの間を取り持つ枠組みのひとつといえます。プロジェクト型のクラウドファンディングである、KickstarterやReadyForなどと異なり、「人」そのものに投資するパトロン型の支援によって「これから」何か作るための支援を行うことが可能になります。開発に高価なデバイスが必要になるVRでは、初期投資や機器の更新につながるEntyのような継続的な支援が向いているといえます。
リンク:Enty[エンティ]|クリエイター・エンターテイナーとファンが繋がる
コンテンツ配信の面、開発支援、そしてクリエーター同士のつながりなど、アダルトVRコンテンツ開発を取り巻く環境が整ってきました。さまざまなクリエーターのアイデアが詰め込まれた日本発のアダルトVR同人ゲームを毎日のように楽しめる世界が、近い将来やってくることがとても楽しみです。
記事制作:
大橋イナギ(VR18)
取材協力:
DLsiteVR、サメジ部長、アダルトVRの会
※本記事に掲載の画像・ロゴ・シーン写真は各メーカー様の著作物を引用しています。